缶詰の常套句

万年筆とか写真とか。

2017年九州場所前の奉納土俵入り

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 書こうと思っていることはいくらもあるのだが、ささっと書いてしまえる記事から上げていってしまう。まあ仕方がない。

 機会に恵まれて、住吉神社の奉納土俵入りを見てきた。ありがとう機会! 今回はその話。

 11月2日、朝7時頃。バスで博多の地に降り立ち、いい時間なので宮城野部屋の宿舎に向ってみた。横綱が見られたら奇跡、稽古が拝めたら儲けもの、というくらいの気持で。博多駅の一番端のホームから出るワンマン列車で20分ぐらい。一つ前の駅前には錣山部屋の宿舎があって、幟が何本も立っている。荒鷲九州場所前はよく出稽古に来るという話を聞いていたので行ってみたかったが、外から見られる場所に稽古場がなさそうだったので、やめておいた。宮城野部屋の宿舎は南蔵院というお寺にある。けっこうすごそうなところなので、参拝しておけばよかった。

 稽古は宿舎の横のプレハブ小屋で行われている。見物客は居なかったが、建物の外に立田川親方が居てぶったまげた。中の様子はガラスが曇っていてよく見えなかったが、関取の証、白い締め込みは見えない。タンクみたいなものを運ぶ力士の出入りは少しあったので暫くその場に突っ立っていると、なんと炎鵬が現れた。白鵬内弟子なので、白鵬が居ないときは一緒に連れられていくのかと思ったが、そうでもないのだろうか。ちょっとだけ声を掛けると、テレビのインタビューに違わぬ爽やかな返事をしてくれた。

 稽古見学はそこそこにして、博多に戻る。土俵入りまでは相撲関係なく、博物館やらギャラリーやらに行っていたのでここでは割愛。

 住吉神社に着いたのは土俵入り開始1時間前の12時半ぐらいだったか。地図で見るといかにも正面っぽい南側に行ってみるとそちらは関係者用の出入り口になっていて、見学客は西から入るようになっている。そっちが正式の参道であるらしい。恐れていた程人は多くなく、シートの敷かれた観覧エリアの中程に席を取ることが出来た。参道に人が並ぶのは、そのエリアが満員になってからのようだ。そうしないと交通整理が上手く行かないのだろう。
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 待つこと一時間、最初は九州なんちゃら会のなんちゃらの挨拶で、構成も悪ければ語彙力もなく、挙句に力士の名前を間違えるなど、聞くのがつらいスピーチがあり、その次は宮司さん。こっちはまだ喋り慣れている風だが、長かった。それから来賓の紹介が始まる。何十人か居たので時間が掛かるが、ほとんどが金持ちと権力者とその代理である。まあ、相撲というのは彼らの手で回っているのだろう。仕方ない。あ、元ホークスの松中も居て、そのときだけ拍手が大きかった。当然である。

 それが終わったのが14時であって、漸く理事長、横綱の登場となる。まずはお参り。歩いて行くところと、背中が少し見える。で、有力者との写真撮影がある。狛犬に隠れて日馬富士が見えなかったが、白鵬だけは終始リラックスした感じだった。

 で、で、肝心の土俵入りが始まるまでに準備の時間があって、14時半。いよいよ。何故か望遠レンズを忘れてマクロしか持っていなかったので、写真は諦めた。前方の人が腕を目一杯延ばして撮影する、地べたに座るのがキツい人用の椅子、としては擁護出来ない高さの椅子に座った人が一脚使って撮影する、などがあり、普通に見るのも苦労する。

 日馬富士の露払いは今場所いよいよ幕の内に帰還した安美錦であり、大いに沸いていた。こうしてじっくり四人の土俵入りを見ると、白鵬のせり上がりの速さが目立つ。あと、白鵬が両腕をピッと伸ばすところは四人のうちで一番ピッとしている。好きだなあ。などと。しかし、ろくに見えなかった。戻って行くとき、なんとなく歩き方がぎこちないように見えたが、いつもあんな風だったろうか。

 稀勢の里は、土俵入りを見る限りでは普通に腕を動かしているようだったが、それで回復具合が測れるわけでもあるまい。鶴竜のときは、勢への声援の方が大きく、ちょっとかわいそう。

 終了は14時45分頃。15時に閉まるラーメン屋には行けなかった。